2020年8月11日火曜日

「古代」村落の想像的根拠から「極東の架空の島」へ(2)本論の構成

◆本論の構成

要約

第1章 <二分心>の位置づけ


1.心のシステムと社会のシステムの関わりを問うことの妥当性

2.ジュリアン・ジェインズの<二分心>の位置づけの確認

3.フラー・トリーの自己の発達の進化理論の一部の検討

4.農業を契機とした所有概念の確立:村や町の成立と心の構造の変容の対応

5.スティーブン・ミズンの「認知流動化」:社会的知能の言語獲得に対する先行

6.幻聴の起源についてのジェインズの論理は破綻している

7.<二分心>の位置づけに関する現時点でのとりあえずの見通し

8.<二分心>の位置づけにおける規範と言語

9.<二分心>崩壊から意識へのプロセスにおけるヒュポスタシス

10.<二分心>から意識への移行と狩俣の歴史との対応



第2章 双分観と三分観


1.狩俣における双分構造の複合と重層の様相

2.単独の村落/複数の村落からなる文化圏:内部に孕まれた共時的な差異と通時的な遅延

3.双分観から三分観への移行と村落変容の通時的な動的プロセスとの関係

4.双分観から三分観への移行を、生物学的アナロジーで考える



第3章 社会集団の構造と成員の心の構造の関係(1):狩俣における<二分心>の崩壊


1.追悼の対象である死者と祖神との関係:三分観を踏まえて

2.元と墓制

3.占いの役割

4.個人の心・個人の神の先行性は遠近法的倒錯がもたらした錯誤である



第4章 社会集団の構造と成員の心の構造の関係(2):祭祀の「亡滅」の後で


1.20世紀末の祭祀の中断・終焉を劃期としてみるべきか?

2.狩俣の村落の変容における城壁の意味:狩俣の「古代性」について

3.口承性と秘儀性

4.歴史意識の先行と神話・儀礼・神歌の関係:観察・記録された祭祀とは何だったのか?



第5章 社会集団の構造と成員の心の構造の関係(3):祭祀と神歌における心の社会性


1.狩俣の神歌の体系内に層を見出すことができるか?

2. 儀礼における行為遂行的側面の重視

3.神歌の意味内容と祭祀における機能、文脈による分節作用

4.狩俣の神役の位置づけ

5.宮古の歌謡の分類における狩俣の神歌

6.狩俣の神歌の構造上の位置づけ

7.システムの「外」を包含する儀礼:傍観者

8.神役の機能分化がもたらす超越的視点の欠如

9.神話の上演の場としてのリアルな「場所」:移動性を持った場所の記憶としての巡礼

10.ジェインズの<二分心>の一般的パラダイムと祖神祭



まとめと結論


A.<二分心>の位置づけ

B.双分観と三分観

C.社会集団の構造と成員の心の構造の関係

祭祀についての若干の一般的な帰結および三輪作品に関する幾つかのトピックに関する帰結

残された課題:狩俣の神歌の詳細な楽曲分析・テキスト分析


付論

(付論1)新型コロナウィルス感染症が祭祀・芸能・音楽芸術に及ぼす影響について

(付論2)順序と周期性について


あとがきに替えて

参照文献

公開にあたって:執筆の背景・構想・経過・謝辞



0 件のコメント:

コメントを投稿